1.デザイン手順とパーツ選び・・・2.パーツ組みの基本手法
■ レッキーメタルのロートアイアンパーツを効果的に利用する基本手法をご紹介しましょう。つまりパーツの並べ方を工夫して、条件に適したデザイン提案を手際よく提案・製作指示するときに、よく使われる基本デザイン手法の考え方ということです。
まずはレッキーメタルのロートアイアンパーツのCad図をお使いのソフトにマッチするファイル形式でダウンロードし、以下の解説を参考に、図面上でいろいろシュミレーションしてみてはいかがでしょう。
1-2-1: たて子組み

まず一番組立が簡単で、コストも抑えられるデザインが「たて子組み」です。このため、レッキーメタルでもたくさんのたて子パーツを揃えています。直棒にマチエールの付いただけのたて子やネジリのたて子の組合せはとてもシンプルなデザインとなります。また、あらかじめ装飾パーツのついたたて子を利用すると、組む手間を省きつつ華やかな表現が可能です。
1-2-2: たて子組みに装飾パーツを足す

たて子組みを基本にして装飾パーツを組み入れていく手法は、ロートアイアン製品を製作するとき、最も多く利用されているデザイン技法です。パーツの選び方や数で、好みの装飾性を加味することが出来るので、お客様やデザイナーのセンスが生きたロートアイアンデザインを容易に提案できます。
1-2-3: パーツで埋め尽くすデザイン

唐草や唐草パネルを隙間なく埋めていくデザイン手法は、手書き図ですと大変な手間と根気を要する作業ですが、あらかじめ立ち上げたCADソフトの画面上にレッキーメタルのパーツデータを読み込んで、回転・反転・グループ化・複写などでパーツを置いていくと、あっという間にCAD図面が出来上がります。同じパーツを繰り返し使うことで使うパーツの種類も比較的少なくてすみます。
1-2-4: パーツを切張りして使うデザイン

大きめの唐草パネルをベースに小さな唐草やパーツを付け加えたり、もとの唐草パネルを分解したりカットした残りを再構成してデザインしていく方法です。葉、花、ブドウ、ローゼツト、ボールなどもよく使われます。パーツのCad図を必要な部分をカットしながら本体に組み込み、余った部分を別の隙間に挿入、回転ゃ裏返しなどで試行錯誤しながら納得のデザインに落ち着くまで作図していくことができます。製作サイドへは、どのパーツをどこで切断・分解し、余った部分をどこに使うかの的確な指示をしないと、使用カ所を間違ってパーツが足りなくなったり、接続が不自然になったりするので注意が必要です。
1-2-5: 唐草と植物系パーツのコラボレーション

大きめの唐草パネルに植物系のパーツを付け加えていく手法です。葉、花、ブドウなどの他、ローゼツト、ボールなどもよく使われます。先に作図した唐草に植物系パーツをバランスよく配置し、自然な繋がりになるような角度でCad図を重ねていきます。植物系パーツは裏表がありますので、反転して裏返しに作図してはいけません。パーツ同士の重なり具合は「陰線処理」をするとクライアントや製作サイドが解りやすくなります。
1-2-6: パーツをシンメトリーに配置したデザイン

パーツを左右対称や放射状に並べる手法です。たて子組みの次に多く用いられるパーツ組立のパターンです。よく見ると前述の「パーツで埋め尽くすデザイン」「パーツを切張りして使うデザイン」の中にもシンメトリーになっているデザインが多く含まれていますね。
■ いかがでしたか。こういった基本手法にとらわれず、皆さま独自のアイデアをレッキーメタルのロートアイアンパーツの組合せで実現していただくことも勿論可能ですので、どしどし挑戦なさってみてください。ただし・・・
- ● パーツは定型寸法です。図面上で拡大、縮小、変形させたパーツ図は使わないでください。
- ● パーツは、正面から見た図でわからない、奥行のあるもの、立体になっているものが多くあります。ドア格子などの、裏側にすぐガラスなどがある場所ではあたってしまう可能性があります。ご注意ください。
- ● 唐草パーツやレールエンドを曲直し加工して使う場合は、加熱加工ができる製作所さまとご相談の上、作図、デザイン決定してください。