2.たて子デザインのアレンジ・・・3.ブッシュの使い方
■ レッキーメタルのロートアイアンパーツには、真ん中に円形や四角形の穴が貫通した小さめのパーツがあります。「ブッシュ」と呼ばれるパーツで、ソロバン玉のように予めたて子に通し溶接止めして使います。一本のたて子に対して何個でも好きな位置に使うことができ、デザインを工夫することができます。
2-3-1: 基本的な使い方と注意点

プレーンの角棒丸棒やパイプ材にスムーズに差し込めるよう、穴には少しガタがあります。TIG溶接で共付けするのは少し厳しいかもしれません。また、同じサイズでも4コーナー槌目風模様付き角棒・角パイプ、エアハンマー加工角棒・丸棒は断面変形が大きい部分がありますので差し込めない場合が多いです。その場合はヤスリ等で棒の出っ張りを目立たないように削るしかなく、手間がかかります。なるべくたて子にはプレーン材をお使いください。
2-3-2: まるで曲線があるように見せる並べ方

一定の規則性のあるカーブを描いてブッシュの上下位置を決めることで出現する模様も興味深いものがあります。真正面からより、斜め方向から見ると、カーブ感が一層際立ってみえます。
2-3-3: たて子・たて子パネルとのコラボレーション

すでに模様の付いているたて子との組み合わせでブッシュを使うことで、更にバリエーションが増えます。しかし、うっかりすると気づかずにミスしやすいのが図Cです。二つの模様の中ほどにブッシュは挿入できませんから、図Dのような手順(右から左へ)を踏むことになり手間がかかります。
2-3-4: レールや横桟に接して使うタイプのブッシュ

今までにご紹介したたて子の中間に使うタイプのブッシュの他に、レールや横桟に接するように使うタイプのブッシュがあります。106.05.xxxのシリーズと116.05.016,101.05.014では、ハンドレールに接するときは、レール幅より径が大きいと握りにくい等の問題がありますが、そのほかの場所でははみ出ていても構いません。図Aで、ボトムレール幅が25mmなのに対しブッシュ径はΦ40mmあります。ただし、341.05.xxxと342.05.026,343.05.027ははみ出すと見苦しくなります。図Bでは幅40mmのボトムレールを設定しました。その結果、親柱をボトムレールの上下で分割組みしなければならなくなりました。
レールや横桟に接して使うタイプのブッシュは勾配部のレールや横桟には使えません。
■ ブッシュは日本でそれほど注目されているパーツとは言えませんが、ヨーロッパではごく普通に見ることのできるオーソドックスなデザイン技法です。塗分けも比較的楽にでき、見栄えもいいのでよく使われます。オーダーメイド施工例AB07に参考例がございます。